【ケイゾク】ロケ地を推測する【10話】

25年前のドラマのロケ地を推測するというのは、困難に近いことだが、過去の痕跡があれば探り当てることができる場合もある。

古よりある、「ドラマロケ地案内」というサイトで、『ケイゾク』10話の「真山が隠れていた公衆便所」が「分かりません」となっている。しかし、その直前にはさまれる、高架の上を電車が走っているシーンは、見当がつく。

都内でこれだけの高さの効果を電車が走ると言うのは、東急池上線の五反田駅直前ぐらいだからだ。

しかし、Googleストリートビューでその辺りを見てみても、全く様子が違う。

それもそうで、2018年に「池上線五反田高架下」という再開発が行われて、跡形も無くなってしまったからだ。

しかし、周辺が再開発されても、変えられないものが二つある。

一つは、鉄道の橋脚だ。池上線のこの付近で、この形状の橋脚は、目黒川をはさんだ2ヶ所だけだ。

もう一つは、鉄道の信号の位置だ。鉄道の橋脚の上に、信号らしきものがあるが、これを動かすことはできない。

これらのことから推測すると、このロケ地は、東急池上線五反田駅の目黒川対岸から、駅の方向に向かって撮影したカットだと思われる。


川の対岸(五反田駅寄り)には、綺麗な公衆便所が男子、バリアフリー、女子と3つ作られていた。おそらく真山が隠れていた公衆便所は解体され、この公衆便所が作られたのだと思われる。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です