最終回から1週間以上経ってしまったが、と書いてから1ヶ月近くが経ってしまったが、『オクトー〜感情捜査官 心野朱梨〜』については、解決しない謎が残って、もやもやが残った。それは続編への伏線ではないのかと思うところもあり、振り返ってまとめておく。
甲本は逃していいのか
朱梨と甲本の対決の後、朱梨は甲本に背中を向けて普通に去っていく。みんなそれで終わった感を醸し出しているし、何かの罪に問う感じでもない。
それならそれでいいのだが、せめてどういう理屈で逃すことになったのかは説明してほしかった。それに、小野寺に面会を求めるシーンについても、警察にマークされていないということなのだろうか。
続編になったら、また裏で暗躍しそうではあるが、そうなったらまた最後なんの罪に問われないで終わる感じなのかもしれないし、紫織にもまたからんでくるのか、それも分からない。
小野寺はどうなるのか
心野家の殺人の実行犯である小野寺だが、あのあとどうなったのか。甲本の暗示は解けたのか。甲本が面会に訪ねてきて不適な笑みを浮かべるが、再び暗示が掛けられそうな展開。留置場で自殺とか、逃亡して新たな犯罪に向かうとか色々考えられそうだ。
紫織は目覚めるのか
朱梨の姉の紫織は、感情を取り戻しつつあるという説明があったが、甲本の影響から脱したのか。これについては本編では必ずしも明確ではなかったが、事件の1年後を描いたHuluオリジナルストーリー『オクトー〜ふたつの家族〜』を見ると、甲本のいる病院から転院したという説明がある。それでも、完全に目覚めるというわけではないようだ。
風早はどうなるのか
ドラマの最後では、風早は警察庁に戻ったという展開だった。ドラマの中でも「霞が関」という言い方をしていたように、警察庁の職員は、警察官として事件の捜査に携わったりしているわけではない。
そのため、続編があるとすると、なんらかの理由でまた警察署に出向するということになるだろうか。もちろんただの人事異動ということもありうるが、『踊る大捜査線』みたいな世界観だったらともかく、『オクトー』だったらなにか入れてきそうではある。
結局続編があったらどんなふうになるのか
甲本も、小野寺も、紫織も、風早も続編があったらどんなふうになるのか、続編に絡んできそうではあるが、どんなふうになるのかは分からない。一つ確実なのは、朱梨については、続編があったとしても、全く同じように人の感情の色を見ながら捜査を続けるだろうということだ。