「Paravi」で、『SICK’S』の第四話完全版が配信された。
今回は、43分程度。
某超大国大使館は、中道甲子雄にトクムの3人を殺させようとした。
しかし、中道は金だけ持って逃げた、ように思う。中道と御厨の対決シーンは、拳銃を蹴り損ねるシーン(NGシーンを生かしたらしい)を含めて滑稽な感じだ。
某超大国の人間は、第壱話でもトクムを軽蔑していたが、「即金で一億」で殺害を依頼するとは、一体トクムの何に、某超大国大使館は危機感を持ったのだろうか。
また、中道だけでなく、玉森敏子に対しても、トクムの3人を倒すように命じていた模様。そして玉森は、トクムがインナープラネッツに取っても「立ちはだかってくる公権力」と解している模様。
「レザボア・ドッグスのロンド」というニノマエイトのセリフ、何かの伏線かもしれないので、記憶しておく。なお、『レザボア・ドッグス』は、クエンティン・タランティーノの映画。逆さまなのは、『SPEC〜零〜』のBlu-ray/DVD版を思い出す。「パンドラの箱を開けるのは自分、とは限らない。多くの場合は、他人が自分のパンドラの箱を無理やり開けてしまう。SPECを持つものは特にね」これも、伏線っぽいので記録しておく。
そして、改めて思うのだが、前回、高座は御厨のSPECを封じる、と言ったばかりなのに、今回そう言ったことをしないことに違和感を感じる。
ところで、ニノマエイトは中道夫婦を救ったのだが、高座は中道は死んだと思っている、というのは何を示しているのだろうか。
そして某超大国が開発しているSPECを発現させる注射。やっと『SICK’S』のテーマである人工的にSPECホルダーを作り出すというテーマが出てきたということだろうか。
これは【SICK’S】第四話4/4 First Impression ネタバレ【Paravi限定】記事では書かなかったのだが、インナープラネッツと玉森敏子のシーンで、顔の上半分だけをアップにするアングル、かつて堤監督が多用していた、顔の右半分、左半分だけで会話シーンを表現するアングルを彷彿とさせる。テレビの画面サイズが、4:3から16:9に変わったことで、このアングルだと画面がぽっかり開いてしまうことになる。それに代わる、16:9時代の表現手法なのでは、と思う。
野々村係長が総理秘書にレクするシーン、初めて「内閣情報調査室」である意味があったシーン、かな?
そして、グラグラ揺れる最後のアングル、唐沢悟カメラマンだな。
まとまりのない文章になってしまった。申し訳ない。