【SICK'S】SICK'SとSPECを結ぶ謎(その1)(ネタバレ)【SPEC】

『SICK’S』は、まだ第一話も終わっていない状態なので、分からないことが多すぎるのだが、第壱話週間まとめ③までのところでSICK’SとSPECを結ぶ謎についてまとめていきたい。
これから徐々にわかってくることもあるだろうから、そのときは(その2)以降に続けるだろう。


今のところ『SICK’S』の世界と『SPEC』のつながりでわかっているのは、
①「SPEC」が存在する(当たり前だが)。しかし、体制側の人間の中にSPECの存在を否定する者が多く存在する。
②「警視庁公安部未詳事件特別対策係」は過去には存在したが、現在は存在しない。
③野々村光太郎係長は殉職したことになっている。
④野々村光太郎係長が調べていた事件を、内閣情報調査室の人間が調べている。
⑤『SPEC』には一十一(ニノマエジュウイチ)、『SICK’S』には一一十(ニノマエイト)という、同じニノマエという姓のSPECホルダーが登場する。
ところが、『劇場版SPEC〜結〜爻ノ篇』では、「未詳事件特別対策係」は存在しないことになっているが、野々村光太郎は生きている、という世界を示唆するシーンもある。
シナリオ本では、

そして新しい歴史も始まっている。
楽しそうに捜査に向かっている野々村と吉川。

という一節がある。このシーンの映像で、野々村と吉川が捜査しているのは、「○○」である。
また、「SPEC」の存在自体、消滅したという解釈もできる(それが『SPEC』の完結としては美しいしね)。
つまり、『SPEC〜結〜』を素直に解釈すると、②と③は並び立たない(①も?)のではないかということになる。
そこで、『SPEC』で当麻が書き換えた歴史とは別の歴史の延長線上に『SICK’S』が存在すると解釈するのが妥当なのかもしれない。
また、④についてであるが、野々村光太郎係長が調べていた件で、シンプルプラン以外になにかあったのだろうか。
⑤については、一十一は本名当麻陽太だったが一一十は本名があるのかとか、「ニノマエ」という姓の由来が分かるのか、とか別の疑問も出てくる。
別件で、我々が気になるところは、『SICK’S』の世界で、柴田、真山、当麻、瀬文がどのような扱いを受けているのか、ということだろう。野々村光次郎が、カブトムシに名前をつけていたが、野々村のセリフで無慈悲に死んだことにされるという危惧が、今後ある。

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