『SPEC〜翔〜』においては、ドラマの最終回での謎、「野々村が何を見たのか」「最後に地居を倒したのは誰か」「津田のラストシーンの意味は」などが明らかになる、とされていた。そこで答え合わせをしたい。
それとともに、『翔』のドラマの中で新たな謎が生まれて、解決されていない。それも検証する。
【ドラマ最終回の謎】
・野々村が何を見たのか
→ブブゼラリーマンズににのまえが連れ去られるのを見た。
・最後に地居を倒したのは誰か
→当麻の死んだSPEC HOLDERを召還する能力によって呼び出されたにのまえ=当麻陽太によって倒された。
・津田のラストシーンの意味
→『翔』で神戸明に化けていた津田(以下「神戸津田」)が当麻たちを利用して津田を倒すのに成功し、自らのテレポーテーション能力で姿を消した
…といったところだろう。しかし、ブブゼラリーマンズを利用していたのは誰なのか、連れ去って何をしようとしたのかは謎である。『翔』においては「神戸津田」がブブゼラリーマンズを使役していたため、「神戸津田」と考えるのが妥当な線なのだろう。連れ去って何をしようとしたかは、『翔』の謎にも関係してくる。
また、地居を倒したのが当麻に呼び出された陽太だとしても、『翔』における他の死者の召還方法と陽太の召還方法が違うのが気になる。
「神戸津田」が教会の外で誰と電話をしていたのかも謎だ。
【『翔』における謎】
・久遠望と「神戸津田」はぐるだったのか?
これは『翔』最大の謎だろう。「神戸津田」が黒男を利用してサトリを襲撃させ、久遠望がサトリのDNAを摂取していたり、上記のとおり「神戸津田」が連れ去ったにのまえのDNAを久遠望が摂取したりしているので、組んでいたことは確かだろう。しかし、望は「神戸津田」のテレポーテーション能力も摂取していることから、同じ目的で動いていたわけではないということだろう。
・なぜ久遠望は「神戸津田」のDNAを摂取したあと殺害しなかったのか
望は当麻に、自分と同じSPECを自分以外の人間が持っているなんてキモい、と言っている。だったら「神戸津田」も殺したいと思っておかしくないのだが、そうしなかった。
・「神戸津田」と「御前会議」の契約とは何だったのか。「神戸津田」はラストで何に失敗したのか。誰と待ち合わせていたのか。
この辺は完全に投げっぱなしのような気がする。
・そもそも当麻がSPEC HOLDERという視点から連ドラ版を見返すと、いくつか矛盾が出てくるのではないか。当麻自身が公安零課に狙われる事になるのではなかろうか。
一番矛盾するのが、第9話の、
当麻「大丈夫ですよ。私にも係長にも、SPECはあるはずですから」
野々村「え?何のSPEC?」
当麻「さあ。でも私の脳でずっと眠っている残り90パーセントのうちのどっかが私の思いに応じて目覚めてくれるはず。それが、私たちの未来を切り開いてくれると思います」
というセリフ。
地居も当麻がスペックホルダーだったという事を知らなかったみたいですし=記憶は消されてない
零もありますし
強引に解釈は出来ますが矛盾になっちゃいますね。。。
当麻の「残り90%が目覚めて…」っていう発言についてのことなんですけど、発言した時は当麻は手切られてspec使えなくなってましたよね?でもそのあとspecを使って地居を倒しました。だから使えなかった左手が目覚めてspecが発動することを期待していたのではないでしょうか?
神戸津田と御前会議の件ですが、Twitterで「サトリの事件の封印と未詳を消すこと」が契約で、それに失敗したというコメントを頂きました。
第9話の件なんですが、「私にも係長にも、SPECはあるはずですから」という言い方なので、自分のSPECを意識していたのかなぁと。
神戸津田を殺したら時間停止中に動いたことがすぐにばれると思ったからでしょ?