金曜ナイトドラマ『女囚セブン』第1話が、放送された。
正直、「西荻弓絵脚本」という一点から見始めただけに、西荻さんの脚本の「キャラクター設定の巧妙さ」「軽妙さ」が女子刑務所を舞台にした作品でどれだけ発揮されるかというのが興味深いところだったが、どうだったろうか。
まず、キャラクター設定という点だが、7人の女囚をメインに扱うということで、女囚であるがゆえに収監されるまでの「背景」というのは、脚本以前の部分で十分に用意されている。その上で登場人物のキャラが立っているかと言われると、まだ第1話なのでこれからなのかなとも思う。しかし、女囚以外にも、刑務官や所長など、明らかにキャラを立てている人物の登場もある。
そして、刑務所が舞台ということでコメディとまではいかないが(公式にはコメディと謳っているようだ)、テンポのある会話は西荻脚本らしさを感じた。
今後は、7人の女囚がいて、この枠自体それほど話数が多くないことから、1話ごとに1人の女囚にスポットを当てて、それと並行して剛力さん演じる女囚の過去にスポットが当たっていき、ラスト1〜2話で明らかになる、みたいな感じになるのかな、という感じであろうか。