1月22日放送のドラマだが、ようやく見ることができたので…
というか、今後もマイペースで書いていくことになる。
このドラマ、2015年11月放送のスペシャルドラマの続編になっているわけだが、あまりにもその、1年2ヶ月前に放送されたスペシャルドラマに貼られていた「伏線」に寄りかかりすぎているように思う。
以下ネタバレ。
スペシャルドラマでは、多部未華子さん演じる山川陽子(保育士)が子供の頃に通っていた保育園に、「たあくん」と呼ばれる児童がいたのだが、「たあくん」は突然いなくなってしまう。また松坂桃李さん演じる主人公、日暮旅人(ひぐらしたびと)は過去にトラウマ体験があり、それが元で視覚以外のすべての感覚を失った、という設定になっており、「たあくん」=「旅人」であることを匂わせて終わっていた。
ところで今回の連続ドラマでは、旅人が陽子に自分が「たあくん」であることを隠そうとしており、またある目的のためにそれをしているように描かれている。
なので、スペシャルドラマありきの設定を前提としたストーリー展開は卑怯かな、と思ったが、本筋のドラマは、血の繋がらない父親が、井戸に落ちた娘を助けるために命を削って奮闘するというハートウォーミングなドラマだ(なんだ、その乱暴な解説は)。いつもの堤監督作品のノリで、小ネタも随所にあった。某ドラマのように、小ネタありきになっていないところがいい。