どうでもいい与太話である。
『あまちゃん』を見ていると、相撲にまつわるネタが出てきたり、NHKの相撲放送が使われていたりするシーンがいくつかあるのに気づく。
それは、脚本に書かれているものもあるし、NHKのスタッフが加えたと思われるものもある。
まずは、第3回。天野家の夕食のシーンに平成20年名古屋場所初日(7月13日)のテレビ放送の音声が使われている。なぜ初日かというと、琴欧洲と安美錦を呼び上げる行司の声が聞こえるからである。大相撲は同じ対戦相手は1場所に1回しか対戦がないから、平成20年名古屋場所の取り組みを調べれば分かる。
これは当然、脚本指定ではなくNHKのスタッフが足した音声である。
次に、第36回。ここではシナリオで「チャンネル間違えて相撲録っちゃった」である。
以前に書いたように、これは平成20年九州場所12日目(11月20日)である。
第57回には、「相撲でいったらかわいがりの状態だ」というセリフがある。相撲での「かわいがり」の意味と違うような気がするのだが、美寿々がやっているのは「ぶつかりげいこ」のジェスチャーだし。
第119回は、シナリオの設定を足して、NHKのスタッフが勝手に?「高見盛のMAD映像」を作ってしまった例である。
第134回では、「貴乃花親方」が荒巻太一のセリフに登場する。これはシナリオ指定である。
第137回では、磯野が「若貴コンプリート」のサインを書いてもらったというエピソード。これもシナリオにある。若い人はわからないかもしれないが、「若貴」とは平成初期に人気を誇った、若乃花・貴乃花の兄弟横綱を指している。
…と、拾い上げてみたけどそんなに多くなかった(笑)あまり大したネタじゃなかった。
おまけ。これは全く相撲ネタではないのだが、第21回に吉田の「天龍現れてジャンボ鶴田の人気出る」というセリフがある。プロレスネタなのであるが、ここで言及されている天龍も、元・二所ノ関部屋の大相撲力士である。彼に限らず、元大相撲力士は枚挙にいとまがない。