『あまちゃん』126話。
タイトルのセリフのシーンに大爆笑してしまった。
荒巻(古田新太さん)がアキ(能年玲奈さん)に稽古を付けるシーンだが、NHKの公式サイトによると、アキと鈴鹿(薬師丸ひろ子さん)の(芝居の)セリフだけが台本にあって、荒巻のセリフはアドリブなのだそうだ。
このアドリブが細かいニュアンスを含めて面白すぎるので、書き起こしてみた。
荒巻「あ、ごめんねごめんねごめんねごめんね、ごめんねひろ美さん、ごめんなさい。アキ分かってるかな?あの、港から、走ってきたの」
アキ「ハッ」
荒巻「港から」
アキ「あ」
荒巻「家、家、スズカ家までは、4キロ。(うなずくアキ)1里。こう全然ものすごい心拍数が上がりすぎててもしょうがないぐらいの距離だからもう一回やってみて」
螺旋階段を降りてくるアキ
アキ「母ちゃん」
鈴鹿「ああ、アキ」
荒巻「ちょっと楽(らく)しすぎてるかなぁ、アキ」
アキ「すいません」
荒巻「ああ、体的にも限界。軽くもうここ来るときこう(立ち上がって足をガグガク振るわせる荒巻。吹き出す薬師丸と能年)足がこう産まれたての(手で顔を覆う薬師丸。顔を背けて笑う能年)鹿みたいな感じになってるかもしれない」
アキ(足をガクガクさせながら歩いてくる)「母ちゃん!」
鈴鹿「アキ!」
荒巻「コップを取って水をがぶっ!」
—
アキ「親孝行できなくてごめんなさい!」
アキのナレーション「鈴鹿さんの集中力はすさまじく、おら、ついでいくのがやっとでした」
荒巻「はい、OK!OK!OK!」
「産まれたての鹿」のところで、薬師丸さんと能年さんが素で笑ってしまっている。それでも能年さんは、「産まれたての鹿」の足をやって歩いてくるあたり、古田さんも感心したそうだ。
「鈴鹿さんの集中力はすさまじく」とナレーションがあるが、薬師丸さんの集中力は……(笑)